これから海外FXを始める上で、税金について先に知っておきたい方も多いでしょう。
私も海外FXを始めるときに調べましたが、
『書いてある事がややこしくて理解しにくい…』
と思ってしまうネット記事が多かったです。
ただでさえ税金関係はややこしいのに、それを分かりやすく書いてある記事は少なくて苦労しました。
なのでこの記事では、
『いくら儲かったら税金がかかるの?』
『国内FXと何が違うの?』
『ポジション保有中の含み益も計算するの?』
『どうやって計算したらいいの?』
このように感じている方に役立つ内容を分かりやすくまとめていきます。
ちなみに確定申告の具体的な方法は、以下の記事に詳しくまとめています。
Contents
よくあるQ&A
税金について詳しい説明をする前に、まずはよくあるQ&Aをまとめていきます。
ここを読むだけで、海外FXの税金については大体分かると思います。
Q.税金面では国内FXと何が違う?
A.税区分・税率などが違います。
海外FX | 国内FX | |
---|---|---|
区分 | 総合課税 | 申告分離課税 |
税率 | 累進課税 (15%~55%) |
20.315% |
損失繰越 | 不可 | 3年分まで可能 |
後ほど詳しくまとめていきます。
A.給与所得者なら年間20万円、それ以外の方は年間38万円以上です。会社員やパート・アルバイトで生計を立てている方は、年間20万円以上の利益が出た場合に納税が必要となります。また専業主婦・専業トレーダーの方は、年間38万円を超えるかどうかが基準になります。ただし、一部の例外があります。
Q.一部の例外ってなに?
A.以下に当てはまる方は、年間利益にかかわらず納税が必要となります。
・個人事業主
・給与を2箇所以上から受け取っている方
・給与が2000万円を超えている方
Q.海外FXはどれぐらい税金がかかる?
A.給与所得などとの合算で決まります。
海外FXでの儲けは、給料などと合算した上で税金が計算される仕組みとなっています。
合計金額が高いほど税率が高くなりますが、合計330万円~695万円では20%となります。
例として年収450万円の会社員が海外FXで100万円の利益を出した場合は、海外FXの利益にかかる税金は約20万円となります。
Q.いくら利益が出たかは何で確かめる?
A.海外FX業者が発行する『年間損益報告書』で確認できます。
こちらは海外FX業者の取引ツール(MT4など)からダウンロードが出来るので、確定申告をする前に必ず確認しておきましょう。
Q.他の海外FX業者で負けていたらどうなる?
A.損失を相殺できるので、税金を減らすことが出来ます。
もし業者Aで50万の利益が出ていても業者Bで10万円の損失が出ている場合は、差し引き40万円分の税金だけ支払う事になります。
Q.確定申告をしなかったらどうなる?
A.申告漏れによるペナリティを課される可能性が高いです。
確定申告は翌3月15日までに済ませる必要がありますが、確定申告書を提出しなかった場合は延滞税・無申告加算税などが発生する可能性が高いです。
また不正な手段によって納税義務を免れようとした場合は『ほ税』という重大な犯罪に該当し、5年以下の懲役・500万円以下の罰金が課されます。
Q.海外FXで貰えるボーナスはどうなる?
A.出金できないボーナスなら課税対象外となります。
口座開設・入金時に貰えるボーナスは、『出金できるかどうか』で扱いが変わります。
トレードツール(MT4)で『クレジット』と書かれている場合は出金できず、『残高』と書かれていれば出金が可能となっています。
Q.国内FXで負けていれば相殺できる?
A.海外FXとの相殺はできません。
国内FXは『申告分離課税』ですが海外FXは『総合課税』となっているので、税区分が異なっています。
そのため、国内FXで負けていても海外FXで出た利益に関しては税金がかかります。
Q.ポジションを保有しているだけでも税金はかかる?
A.税金がかかるのは決済した場合のみです。
ポジションを保有したままで決済していない場合は、どれだけ含み益が出ていても課税対象にはなりません。
ポジションを決済して損益が確定した時点で課税対象となります。
Q.海外FXって何か経費に出来る?
A.書籍代やPC代・セミナー代・FXソフト代(EA/VPSなど)などがあります。
またセミナーへ向かうための移動費・宿泊費なども経費として計上できます。
経費をきちんと計上すれば節税できますし、利益が20万円以上あっても納税が不要になる可能性もあります。
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ざっとまとめると、このようになります。
ではここから、税金について詳しく見ていきます。
国内FXと海外FXの違いは大きく3つ
国内FXとは、適用される税区分・税率・損失繰越の有無が異なります。
表にすると、以下のようになります。
海外FX | 国内FX | |
---|---|---|
区分 | 総合課税 (他の所得と合算) |
申告分離課税 (FXの利益だけで計算) |
税率 | 累進課税 (15%~55%) |
一律20.315% |
損失繰越 | 不可 | 3年分まで可能 |
税率を見ると、国内FXの方が優遇されているように見えますね。
これは日本の金融庁が海外FXを敵視しているからではないか、と言われています。
聞き馴染みのない言葉もあると思うので、分かりやすく説明していきます。
国内FXの税金について
まず国内FXでの利益は『申告分離課税』という区分なので、他の所得とは別にして考えます。
なので他にどんな所得があろうが『国内FXで出た利益がいくらか』に注目します。
そして税率は一律『20.315%』で考えます。
つまり、国内FXで100万円を儲けた場合は『100万×20.315%=20万3,150円』が税金となります。
非常にシンプルですね。
海外FXの税金について
次に、海外FXです。
海外FXでの利益は『総合課税』という区分なので、海外FXの利益以外にも給与所得や不動産所得・雑所得なども含めた合計金額で税金を計算します。
つまり、国内FXと違って
『海外FXで100万儲けたから税金は20万!』
とかではなく
『給与所得と合算すると○○万円あるから△△万』
という風に考えます。
そして『累進課税』なので、合計金額によって課される税率が変わります。
ちなみに税率は、以下のようになります。
合計金額 | 所得税率 | 所得控除額 |
---|---|---|
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円を超え330万円以下 | 10% | 9万7,500円 |
330万円を超え695万円以下 | 20% | 42万7,500円 |
695万円を超え900万円以下 | 23% | 63万6,000円 |
900万円を超え1,800万円以下 | 33% | 153万6,000円 |
1,800万円を超え4,000万円以下 | 40% | 279万6,000円 |
4,000万円を超える | 45% | 479万6,000円 |
合計金額に応じて『所得控除額』がそれぞれ決まっていて、
『(合計金額 ー 所得控除額)× 所得税率』
と計算します。
なので合計金額が500万円なら、
『(500万ー42万7,500円)× 20%』
となり、税額は91万4,500円となります。
※これは海外FXだけの税金ではなく、給料も含めた所得税の総額です。
ちなみに、この表や計算式を覚える必要は全くありません。
確定申告の時には自動で計算してくれるツールがあるので、安心してください。
そして海外FXには『損失繰越』がありません。
これは『去年負けてたから、その損失分を今年の利益から差し引く』という制度のことです。
海外FXではこの損失繰越が出来ないので、去年の損失に関係なく今年利益が出ていれば税金がかかるようになります。
必要経費を計上すれば節税ができる
海外FXでかかる税金を減らすために、必要経費を計上しておきましょう。
『所得 = 利益 ー 必要経費』
なので必要経費を計上すれば節税が出来ますし、利益と必要経費の金額によっては確定申告をしなくても済むかも知れません。
海外FXで必要経費として扱えるのは、
- PC代
- セミナーへの参加費/移動費/宿泊費
- 書籍代
- 有料サイト/メルマガ
- FXソフト代(EA/VPSなど)
このようなものにかかる費用です。
これら以外にもFX関連で必要になったものなら認められる可能性が高いです。
ただし、これらを計上するには当然領収書が必要です。
確定申告の期限直前にまとめて処理しようとしてもモレ・ヌケが起きやすいので、領収書を保管するときに日付・内容・金額などをメモしておく事をオススメします。
領収書を保管するのに適したファイルを100均などで準備しておくのも良いですね。
最後に
ここまで知っておけば、安心して海外FXに取り掛かれると思います。
実際に利益がでて確定申告をする時に役立つ記事は、また細かく説明していきます。
初めて海外FXに取り組む方にはXMTradingを特にオススメします。
XMTradingを一言であらわすと『欠点のない優等生』という感じです。
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